《終演報告》ことのはbox「 楽屋 -流れ去るものはやがてなつかしき- 」

ことのはboxさん第15回公演

「 楽屋 -流れ去るものはやがてなつかしき- 」
無事に全公演が終演いたしました。

ご来場くださったみなさま、応援してくださったみなさま、誠にありがとうございました。

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今年三月、五月に出演させていただく予定だった公演が共に延期となり、およそ一年ぶりの舞台出演でした。

今回も直前まで本当に公演できるのか・公演が始まってからも千秋楽を無事に迎えられるのかという不安が拭えずにいたのですが、(正直いまもまだすべてがおわったわけではないですから、安堵はしていられないのですが)ひとまず予定していた公演をすべて終え、この日を迎えることができたことをこころから嬉しく思います。ご協力を賜り誠にありがとうございます。

 

顔合わせからきょうまでの二ヶ月間、ずっと作品のことを考えていました。

それは至極当然なことなのですが、今回に関して言えば「楽屋」という戯曲のこと、女優D(キー子)という役のこと、原田さんからいただく演出について考え、自分の未熟さに悩み、そしてそれに加えて 無事に上演できるのか・観ていただくために自分ができることはなにか と考えていました。
久しぶりに舞台に立てる、お芝居ができるというよろこびはもちろんありましたが、作品を楽しみにしていただいていること・応援していただいていることに対して報いなければというきもちがとにかく大きく、なによりこの作品をまず舞台の上に持っていかなければと、できることをすべてして本番にのぞみました。

公演期間中もアルコール消毒や検温、そのほかさまざまな対策を講じてくださったことのはboxさん、そしてご協力くださったお客さまのおかげでこうして千秋楽を迎えることができました。本当にありがとうございます。


今公演では面会を行わない代わりに、舞台上から客席まで一定の距離をとり、マスク及びマウスガードをした状態でご挨拶をさせていただく《非接触アフターイベント》を実施しました。

なかなか珍しいかたちでの面会でこちらとしても少し不思議な感覚ではありましたが、二メートルの距離を挟んでいても、来てくださった方のお顔をちゃんとみてお話できるということがとても嬉しかったです。なにより、整理券をとって待ってくださったこと、お話したいと思ってくださったことがとにかく嬉しい。本当にありがとうございます。

いままでとはちがう上演環境のなか、それでも劇場に足を運んでくださることが本当にありがたくて、嬉しくて、この終演報告のなかで何回「ありがたい」「嬉しい」と打っているのかわからない。笑

ほとんどの語尾に「本当にありがとうございます。」とついていますが、文字になっている数十倍、数百倍のきもちを抱いてこの文章を認めています。
また当たり前のことを言いますが、本当に「有り難い」んです。めったにないことなんです、誰かに応援してもらうことって。誰かに認識されているだけでも嬉しいのに、気に留めてくださって、会いにきていただけるってすごいことです。本当に本当にありがとうございます。

ほぼ毎日更新しているTwitterでは情報を伝えることを優先しているので、あまりこう、まとまった文章を更新する機会がないのですが、この期間中に抱いたきもちはどうしても140文字におさまらなくてブログにしました。

 

このような状況下にも関わらずたくさんのお客さまにご来場いただき本当にありがたく思います。

いつも応援してくださっている方、舞台のたびに観に来てくださる方、今回初めて私を知ってくださった方、過去にご一緒させていただいただいすきなひとたち、演劇を通して出会ったたくさんのたいせつなひとへ、いまの私ができるかたちで報いていきたいと今回改めて感じました。

お稽古中は自分の未熟さに情けなさを覚えたりもしましたが、それもすべて糧にして、つぎにお目にかかるときにはいっそう成長しているように精進して参ります。

改めて、ご来場いただいたみなさま、応援していただいたみなさま、ありがとうございました!

 

女優D役 百々ともこ

 

\みんなしっかり休養と睡眠をとってね!/

 

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